消失点傷つけられた人に優しくなれるのは まだ、失っていないからだ。 昌浩は口元で笑んだ。 失いそうになって、自らの命で贖った。 贖えるうちならいい。 失ってしまったら。 そう、 風音も、 丞按も、 失ったことを嘆き、奪った相手を呪った。 そして奪うことを選んだ。 比古・・君もだろう。 自分は、彼らをどうして責められよう。 失ったら、 当然自分も選ぶだろう、 自らをも巻き込む滅びの途を。 こんなにも簡単に人を憎み、滅ぼそうと考えられる。 人に非ず・・・それでかまわない。 丞按は自らを化け物だと言った。 ならば身のうちに焔を抱いている自分ならば容易だ。 だから、失ってはならない。 何を、賭そうとも。 昌浩が守ってくれる。 根拠のない自信を深くする。 彰子は苦笑した。 信じてる。いつでも。 だから、 生き汚くとも、潔くなくとも、 逃れることを、 生きることを、 私は最後まであきらめない。 END [07/2/7] #小路Novelに戻る# −Comment− なぎ払え〜> は読みましたよっ。くううっv。 彰子独白多しっ。 ネタバレですが、昌浩でっかくなったなぁ、、。 (襟元(・・つまり首の太さ)が気になるのですわ。) 弱くはない・・ですか、彰子さん。 いいですねぇ。久々彰子流言い回し。 言うに事欠いてそれかい!っいうのがいいです。 んで巻き込まれていく周囲。 昌浩が前章で弱くなったと呟いて、彰子はその逆。 総力戦・・かぁ。やってもらいたいな |